サーバー移転6つの手順。エックスサーバーへ移転する方法
サイトやブログを運営していると契約条件がだんだんと手狭になり、プランや料金の見直しを迫られることがあります。
当サイトでも今までのレンタルサーバーでは対応できなくなってきたので、「サーバー移転」と「ドメインの移管」をすることにしました。
新たなレンタルサーバーは、「エックスサーバー」の「X10プラン」です。
特徴は、複数サイトが登録できるマルチドメインとディスク容量が20倍になること。
それでいて年間費用は、旧サーバーの契約より1,000円以上下がるというところです。
レンタルサーバー | (旧)W社 | (新)エックスサーバー |
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料金(税込) | 1,188円(月額)⇒14,256円(年額) | 1,080円(月額)⇒12,960円(年額) |
ディスク容量 | 20GB | 200GB |
マルチドメイン | ー | 無制限 |
データベース | 1個 | 50個 |
メールアカウント | 20個 | 無制限 |
ちなみ旧W社のレンタルサーバーは、2008年の契約以来2013年まで条件が同じにもかかわらず、年額2万円以上払っていました。
レンタルサーバー料金は一度契約してしまうと、そのまま毎年更新なので、気づかないうちにいつの間にか自分の契約が相場よりも相当高くなっていることがあります。
まめに他社の料金もチェックして行きたいものです。
サーバー移転の手順 |
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今回は、「サーバー移転」と「ドメインの移管」の両方を実施していますが、このページではサーバー移転の方法を紹介していきます。
1.エックスサーバーとの契約~契約満了日に注意!~
ほとんどのレンタルサーバー契約は1年間ごとの更新なので、すでに向こう1年間の費用は支払い済みだと思います。
できるだけ損しないように新規契約をしたいところですが、サーバー移転については、新旧サーバーを重複させる「移転期間」を持たせることが必要です。
これは「ホームページが表示されない期間の発生」を防ぐことが目的です。
サーバー移転は、瞬時に変更されるものではなく数週間程度の移行期間を経る必要があります。
そのためやむを得ず、契約が重複するため2重に料金を支払う期間が発生しますが、常に閲覧状態は維持することができます。
目安としては契約満了日の1か月前には新規のサーバー契約を行い、数週間~1か月程度の「重複期間」を経て移転完了、旧契約満了というイメージです。
途中解約の場合でもこの重複期間を1か月程度は確保してから、旧サーバーの解約手続きに進みます。
なおエックスサーバーでは、申し込みからアカウント設定完了まで24時間以内なので、当日または翌日から移転作業ができます。
2.FTPソフトで新規ホスト設定~FFFTPの設定~
FTPソフトは、FFFTPを使用します。
FFFTPは、シンプルで使いやすく初心者でも簡単に扱えるようにできているのでおススメです。
旧サーバーのホスト設定
ファイルのダウンロードとアップロードのためにFFFTPを設定します。
FFFTPをダウンロード⇒インストールしたのちに、FFFTPのアイコンから立ち上げます。
「接続」⇒「ホストの設定」で「ホスト一覧」表示されます。
「新規ホスト」をクリックで設定画面に切り替わります。
上記の5か所を設定します。
ここの情報は、旧レンタルサーバー契約当初の「FTP情報」参照してください。
- 「ホスト設定名」=何でも構いません。後から変更もできます。
- 「ホスト名」(アドレス)=W社では「FTPサーバ」という名称でした。
- 「ユーザー名」=W社では「FTPアカウント」という名称でした。
- 「パスワード」=W社では「FTPパスワード」という名称でした。
- 「ローカルの初期フォルダ」=旧サーバーのファイルのダウンロード先になります。ここではわかりやすいように「デスクトップ」に指定します。
どのレンタルサーバーでも名称は違えど仕組みは同じです。
「OK」をクリックで「ホスト一覧」に今設定したホスト名が出てくるはずです。
3.旧サーバーのファイルをダウンロード~FFFTPで自分のPCへダウンロード
「ホスト一覧」から先ほど設定した旧サーバーのホストを指定し「接続」をクリック。
すると旧サーバーに接続して、現在サイトにアップロードされているファイルが表示されます。
画面右側がアップロードされているファイルの一覧です。
画面左側では、自分のPC側のファイルを指定できるようになっています。
次に画面右側の旧サーバーのアップロードファイルを自分のPCへダウンロードします。
右側のすべてのファイルを選択し「青色の下向き矢印」をクリックでダウンロードが開始します。
ダウンロードはファイル数によりますが数分で完了します。
完了後にデスクトップを見ると先ほど右側にあったファイルがずらっとダウンロードされているはずです。
わかりやすくするため「サーバー移転」というフォルダを作ってまとめておきましょう。
このフォルダは、事前に作って「ローカルの初期フォルダ」の設定に時点で指定することもできます。
4.ファイルをエックスサーバーへアップロード~FFFTPでPCからエックスサーバーへ~
いよいよ移転先のエックスサーバーへファイルをアップロードする作業です。
先ほどと同様に「ホストの設定」から「新規のホスト」でエックスサーバーのホストを作成します。
手順は旧サーバーの時と同様です。
「エックスサーバー」のホストが完成したら「接続」してください。
まず左側画面ではPCに先ほどダウンロードしたファイルを指定するため「デスクトップ」⇒「サーバー移転」のフォルダをクリック。
右側エックスサーバー側ではアップロード先を指定します。
エックスサーバーでは「/ドメイン名/public_html」がアップロード先となるので、該当のフォルダをクリックしていきます。
左側画面の「サーバー移転」のフォルダの中身すべてを選択します。
右側画面では「/ドメイン名/public_html」のフォルダを開けておきます。
準備ができたら「青色の上向き矢印」をクリックでアップロードが開始します。
問題なければ数分でアップロードは完了します。
5.エックスサーバーでの動作確認
エックスサーバーでは無事にアップローできているかを、サーバーパネルの「動作確認URL」から確認することができます。
動作確認アドレス「http://ドメイン名.check-xserver.jp/」からチェックしてみましょう。
いつも通りに閲覧できればOKです。
6.DNSサーバーを変更~ムームードメインで設定変更~
エックスサーバーへのアップロードまでできたら、DNSサーバー(ドメインネームサーバー)の設定変更です。
ドメイン管理とレンタルサーバーが異なる会社の場合は、ドメイン管理会へ設定変更をする必要があります。
当サイトでは、独自ドメインを「ムームードメイン」で契約しています。
ログイン後、右上の「コントロールパネル」⇒「ドメイン管理」の「ドメイン操作」から「ネームサーバ設定変更」を選択。
該当ドメインの「ネームサーバ設定変更」をクリック。
「GMOペパボ以外 のネームサーバを使用する」を選択します。
「ns1.xserver.jp」~「ns5.xserver.jp」を設定します。
なお、レジストリ、レジストラやプロバイダでの反映には2~3日かかる場合があります。
旧サーバーと新サーバーは、1か月程度は並走させる
一通り移転作業は完了しましたが、この後は「移転期間」に入ります。
この間は、閲覧やメール受信などは旧サーバーか新サーバーのどちらかを経由するかは予測できない状態になります。
そのため旧サーバーは、依然として設定は保ったまましておくことが必要です。
この「移転期間」は最低でも2~3週間必要と言われています。
旧サーバーを途中解約する場合でも、1か月以上経過してから解約したほうがよいでしょう。
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